大学くらいになるとさすがにいろんな人がいますから、 毛深い事がそこまで気になるほどではなくなっていたのですが、 それでも自分としてはやはり気になるもので、 プールや温泉旅行には行けませんでした。
それでも、 自分の過去を知っている人もあまりいませんでしたから、 大学時代はそれなりに楽しかったのですが、 就職してからまた問題が表面化しました。
それは、学生時代はヒゲは伸ばしていても特に何も言われません。
アルバイトも、ヒゲがOKだった事もあり、 特に毎日手入れをする事もなかったのですが、 就職したら話しは変わります。
毎朝のように剃らなければなりません。事務職ではありましたが、 外回りの人が訪れたりもしましたので、 身だしなみには結構うるさい会社で。
昼過ぎくらいになったら洗面所に向かって再び髭剃り。 そのような生活が続いていたんです。
髭を剃るとかえって青々しくなるのも嫌でしたよ。
大学の頃は抜いていたんですよ。その方が青味が抜けますからね。 でも抜くためにはそれなりに伸びてくれないと困るんですけど、 毎日剃るから抜くほど伸びないんです。
このおかげで、社会人になってからは顔が真っ青というか。 大学時代の友達に会うと、決まって言われるのが「老けた」「 おじさんになった」でした。
それは、結局青味があるからで、 自分自身の肌質とかはそこまで変化していないと思うんですよ。
ただ、毎日剃る。しかも二回剃る。これのおかげで、 自分で言うのも何ですが、本当に「泥棒髭」 みたいになってしまっていました。